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「産後けんしょう炎」ーなぜ、予防なのかー
からだ/産前産後
2024/03/28
産後、初産婦の75%、経産婦の44%が手や手首の痛みを訴えています
早期発見、予防、早期対処が大切です
産後の母親は育児中の痛みは当たり前と放置している人が多くみられます。
産後に急増する手や手首の痛みを我慢して育児や家事を続けていると痛みが悪化するだけでなく、けんしょう炎などを発症することがあります。
そうなると、育児や生活に影響を与えます。
ここでは、なぜ、産後けんしょう炎の予防が必要なのかについて次の点から説明しています。
1.産後、初産婦の75%、経産婦の44%が手の痛みを訴えている
2.手や手首の痛みは産後急増し、抱っこ、授乳、おむつ変え、沐浴などほぼすべての育児動作時にみられる
3.手と手首の問題を起こしやすい人の特徴
- けんしょう炎になったことがある
- 妊娠中に手のしびれや痛みがあった
- はじめての育児
- 上の子どもが頻回に抱っこを求める
4.痛みを放置すると育児や日常生活を行うことが難しくなる
けんしょう炎予防8か条を作成し、早期発見、予防、早期対処を推奨しています。
教えてくれた人
助産師 佐藤珠美さん 他
地域で働く助産師になるのが夢でした。年間1300件の出産がある病院で助産師の経験を積んだ後、最新の成果を妊産婦や母親に届けたいと大学院(家族関係、保健学)へ。そして今は大学で、看護師や助産師の学生と一緒により良いケアを目指しています。妊産婦さんの困りごとや臨床疑問の解決、妊婦相談、腱鞘炎予防、尿失禁予防の研究を行うとともに、手首サポーターや育児補助具の開発などに取り組んでいます。
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