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「足の健康」 ー足を地につけることの大切さー
からだ/みんな
2024/03/27
背が低い私は、子どもの頃から教室に配置されている机と椅子の高さに大変苦労してきました
残念ながらちょうどよいと感じたことは一度もありません
肩こり、腰痛、足のだるさを感じながらも我慢して座っていました
そのためかどうかは、わかりませんが、授業中うとうとしていることが多く、「眠り姫」という不名誉なあだ名をつけられました
教員からは、どうしてああ眠るのかと呆れられていました
今思えば、机と椅子が体格にあっていなかったのが原因だったかも知れません…
さて、最近、妊娠出産、育児において、地面に足をつけることの大切さについて、いくつか学んだことがあるので紹介します
1. 授乳姿勢
授乳の際には前かがみになっていない、反ったりしない、背筋が伸びている、肩の力を抜いてリラックスしていることが大事です
椅子やソファーに座って授乳している方、足は床についていますか?
肩こりはありませんか?
足台を使って足がつくようにすると肩がこりにくくなります
足台が無い場合には不要な雑誌や本を重ねるなど工夫もできます
2.離乳食の子どもの姿勢
足をしっかり地につけて食べないと、きちんと噛むことができないそうです
足をぶらぶらさせていませんか?
離乳食の椅子の上手な選び方は、足がしっかりつくこと、座面がしっかりしていることです
そう考えると、足をぶらぶらさせるような椅子は目的にあっていませんね。
3.排便姿勢
足台があることで、恥骨直腸筋が緩み、排便しやすくなります
また、排便時に強い”いきみ”を続けると尿漏れの原因にもなります
ちょっとしたことだけれど、便秘ぎみの方、尿失禁を予防したい方、試してみませんか?
図参考▶アイリスプラザ https://www.irisplaza.co.jp/media/A13898799161
4.浮き指
浮き指(うきゆび)
とは、立っている時や歩いている時に足の指が床/地面につかない、つけることが出来たとしても踏ん張れない状態を言います
その結果、体を上手く支えられず、かかと側に重心が移動することで、姿勢が悪くなり、肩や首のこり、頭痛などの症状が出ます
妊婦の3人に1人に浮き指があるとの報告があります
浮き指があると足がつりやすいとも言われています
足がよくつる方、浮き指がないか確認してみませんか?
教えてくれた人
助産師 佐藤珠美さん 他
地域で働く助産師になるのが夢でした。年間1300件の出産がある病院で助産師の経験を積んだ後、最新の成果を妊産婦や母親に届けたいと大学院(家族関係、保健学)へ。そして今は大学で、看護師や助産師の学生と一緒により良いケアを目指しています。妊産婦さんの困りごとや臨床疑問の解決、妊婦相談、腱鞘炎予防、尿失禁予防の研究を行うとともに、手首サポーターや育児補助具の開発などに取り組んでいます。
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